私がこれまで20年近く臨床医をやってきて強く感じたことは、慢性病を治癒させるのにすべての学問を総合しなければ意味がないということでした。
とくに人類が類人猿から分岐して現在の姿になった進化の道筋や地球環境の変遷などは、私たちの遺伝子に深く刻み込まれています。
学問の垣根を外して串刺しにすると、なぜこれだけ慢性病が蔓延しているかを理解する手がかりが得られるだけでなく、その根本的治療法まで分かるようになります。
1万年前にはほとんど見られなかった慢性病は、遺伝子のほとんどが維持されている以上は、明らかにライフスタイルの変化から起こっています。ライフスタイルの変化で遺伝子の配列に変化がなくても、遺伝子の発現(スイッチのオン/オフ)に変化が出ます(これを「エピジェネティックス」といいます)。遺伝子の発現の変化は可逆的なものがほとんどですが、ときにライフスタイルの変化で起こった遺伝子の発現の変化そのものが次世代に"遺伝"することも分かっています。
こういった事実がサイエンスの発展で分かるようになり、今までの医学常識のみならず学問全体が覆されるようになっています。私は残念ながら、旧態依然として専門性に立てこもっている現代医療にはそのような「パラダイムシフト」を自力で起こすパワーはないと思っています。
慢性病の自然治癒という「パラダイムシフト」は、すべての英知を結集し、それを総合した学問こそが起こすものと確信しています。私が苦しみぬいて自力で私が確立した「総合医学」に基づいた自己治癒力を引き出す方法を全力でサポートいたします。
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