「コラーゲン溶解ブロック療法」は、アメリカではノーベル賞受賞者のライナス・ポーリング博士の後継者のラス博士の研究によって、ガン、リウマチ・膠原病、認知症などに代表される慢性炎症疾患に有効であることが証明されています。
「コラーゲン溶解ブロック療法」は、欧米の医学論文・学会にも、リウマチ・膠原病のみならず、インフルエンザ、エイズなどの感染症、ガン、動脈硬化疾患(脳卒中、心筋梗塞)など現代医療では治癒不可能な多数の疾患に効果があると発表されております。
慢性炎症疾患の発症機序には感染、毒性物質などによる環境因子の刺激が契機となっています。
これにマクロファージ(白血球の一種)、B細胞(リンパ球)、T細胞(リンパ球)などがコラーゲン溶解酵素(MMP:マトリックスプロテアーゼ)やTNF-α(ティーエヌエフアルファ:腫瘍壊死因子)といった炎症性サイトカインを産出し、炎症を拡大させていきます。
その結果、臓器の破壊が進行し、発熱、全身倦怠感、片頭痛、関節痛・腎不全、間質性肺炎、下血、皮膚・粘膜症状、組織のガン化・老化、認知症など慢性炎症疾患特有の症状が出ます。
現在、欧米の現代医療の最新薬物治療では、さまざまな炎症性サイトカイン阻害剤が開発・使用されてきています(日本でも関節リウマチ、SLE、潰瘍性大腸炎などの慢性炎症疾患の治療にTNF-α阻害薬などの生物学的製剤が使用されていますが、感染症などの副作用、効果の減弱などの問題があります)。
一方、崎谷研究所が生活習慣改善と同時に指導している「コラーゲン溶解ブロック治療」は、MMPというコラーゲン溶解酵素や炎症性サイトカインを自然の栄養素で抑えるものです。たとえば、コラーゲン溶解ブロック療法で使用するカテキン(緑茶の成分)は、欧米の最新治療がまさしくターゲットとしているTNF-αという炎症性サイトカインを阻害する働きを持っています。
コラーゲン溶解ブロック療法は、自然の優れた慢性炎症治療といえます。
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