コラーゲン溶解ブロック療法・体内共生有用微生物活性化・必須栄養素補給

コラーゲンは体内で産生される

コラーゲン食品が巷に多く出回っています。特に、コラーゲン入りのクリームなどは売れているようです。

しかし、「コラーゲン入りの何とか」を飲んだり、皮膚に塗ったりしても、あなたの肌は潤いません。「コラーゲン」は食品として摂取してもそのまま吸収されません。

ご飯を食べても、そのままご飯として腸から吸収されませんよね。
ブドウ糖まで分解されてから吸収されます。
コラーゲンも同じ。
他のタンパク質と同じく、アミノ酸という単位に分解されて吸収されます。（一部は、そのアミノ酸が連なったペプチドという形で吸収されます。）

分解されたら意味がありませんよね。
さらに分解されたアミノ酸が今度、コラーゲンの材料に使われるのかどうかは、まだしっかりとしたデータがありません。

もっと分かり易くお話しましょう。
皆さん、国に「税金」を払われていますよね。それが、「国全体のお金」になっています。
この国民一人一人の「税金」にあたるのが「アミノ酸」です。
そして、「国全体のお金」にあたるのが「体のアミノ酸ストック」です。

ところで、集まった「国全体のお金」は、道路建設、教育、福祉などいろいろな名目で使われます。その使途はいろいろです。

これと同じで体内に吸収された「アミノ酸」は、コラーゲンだけでなく、いろいろなタンパク質の原料として使われます。

つまり、コラーゲンが分解されてできた「アミノ酸」は、コラーゲン合成に使われるわけでなく、他のいろいろなタンパク質の原料として使われるのです。

むしろ、現在のコラーゲン商品は家畜などの産廃物から造られていることから危険でもあるのです。

しかし、どうせ分解されるのであれば、最初からコラーゲンの材料となるアミノ酸を摂ったほうがいいのに決まっています。後述しますが、コラーゲンの主成分のリジンというアミノ酸は、材料としてだけでなく、後述するようにもっと重要な働きをします。

みなさまのシワやたるみは、あくまでも“体内産生”コラーゲン、つまり体が新たに合成したコラーゲンの減少によるものです。これはコラーゲンを外から摂取して改善するものではないのです。ご注意下さい。

次ページ：コラーゲンが溶かされると病気に！