エンテオス最新健康ニュース(39)

魚食が若年女性の心疾患リスクを低減

タラやサケなどオメガ-3脂肪酸を豊富に含む魚の摂取により、若年女性の心疾患発症リスクが有意に低減することが、デンマークの新しい研究で示されました(Hypertensionオンライン版2011年12月5日号)。

これらの魚油には、心血管疾患に対する保護因子とされるオメガ-3長鎖多価不飽和脂肪酸が含まれています。

今回の新しい研究によると、魚を全く食べない妊娠可能年齢の女性では、魚を頻繁に食べる女性に比べて心血管障害が50%多く、週1回魚を食べる女性に比べてリスクが90%高かった結果でした。ただし、この報告は魚の摂取と心血管リスク低下の因果関係を示すものではありません。

デンマーク国立血清学研究所(SSI、コペンハーゲン)胎児プログラミングセンターの研究で、1996~2008年に15~49歳の妊娠女性約4万9,000人のデータを収集。特定の種類の魚の摂取が心血管疾患リスク低減に有用かどうかを調べるため、魚の摂取量と種類を尋ねました。また、同時にライフスタイルおよび家族の病歴についても尋ねました。8年間の追跡調査の結果、高血圧症や脳卒中、心疾患などの心血管イベントは577件発生し、5人が心血管疾患で死亡しています。

全体的には、魚をほとんど、または全く食べない女性では魚を食べる女性よりも心血管疾患による入院が多い結果でした。また、一部の女性3つの評価を行った結果、魚を全く食べない女性の心血管疾患リスクは週1回以上オメガ-3脂肪酸を豊富に含む魚を食べる女性の3倍でした。食べると報告された魚で最も多かったのはタラ、カレイ、サケ、ニシン、サバで、魚油サプリメントを使用している女性は今回の研究では除外しています。

今回の結果からは月2回しか魚を食べない女性でもポジティブな効果がみられました。魚や魚油から最大の恩恵を受けるには、週2回以上、主菜として魚を食べることが重要になります。日本では魚がすでに広汎に放射能汚染されています。しかし、子供と妊婦さん以外は積極的に食べるべきでしょう。日本はいくら放射能汚染されていても、そして欧米の支配層たちが日本で人体実験をしていても、日本で収穫できる農作物と近郊の魚介類を食べてこれからも生きていかなければなりません。

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