新幹線も禁煙車両が増えましたが、喫煙場所がまだあります。そこで喫煙をして、禁煙席にもどってきたサラリーマンの服や髪の毛からタバコの臭いがプンプンしていました。おそらく煙もかない車両に持ち込んでいるでしょう。気分が悪くなりました。車両内くらいは完全に禁煙にしてもらいたいものですね。
禁煙は健康面にさまざまなベネフィット(便益)をもたらしますが、喫煙習慣を止めると、日常記憶の向上にも有用であるこが報告されました(Drug and Alcohol Dependenceオンライン版)。
今回の研究は、喫煙者27人、元喫煙者18人および喫煙未経験者24人を対象に記憶テストを英国で実施したもの。テストでは、被験者に大学キャンパスのさまざまな場所で、与えられた課題を思い出してもらいました。元喫煙者は課題の74%、喫煙未経験者は81%を記憶していたのに対し、喫煙者は課題の59%にとどまったといいます。
喫煙によってミトコンドリアから生じるフリーラジカルによって慢性炎症が起こるために、脳細胞も死滅していきます。短期記憶を司る海馬の脳細胞が喫煙によって死滅していることが記憶に影響していることは間違いありません。