疾患別最新医学ニュース(口内炎)7

緑茶が口腔ガンの予防になる

緑茶はポリフェノールというファイトケミカルが豊富で、前癌病変に作用してガンへの進展を阻止することが多数の研究で示されています。

今回は口内炎の慢性炎症から白板症という前癌病変に作用して、口腔ガンへの進展を防いだという研究が、テキサスのM. D.アンダーソン癌センターから発表されました(online in Cancer Prevention Research)

現在アメリカでは35,720人が口腔・咽頭癌と診断されています。その中で5年生存する人は半数にも満ちません。

今回の臨床実験は、41人の口内炎の慢性炎症によって引き起こされる白板症の人を緑茶とブラセボにランダムに振り分けて、12週後の口腔癌への発展を調べました(between August 2002 and March 2008)

緑茶を摂取したグループは、3ヶ月にわたって、緑茶の量500 mg/m2; 750 mg/m2 or 1,000 mg/m2 を毎日3回摂取しました(ちなみに1,000 mg/m2はカップに8杯の量です。)。

緑茶1,000 mg/m2を摂取したグループは58.8%、緑茶500 mg/m2を摂取したグループは36.4% ブラセボグループは18.2%の改善率でした。

緑茶摂取による副作用は不眠、神経過敏がありましたが、後遺症はありませんでした。

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