疾患別最新医学ニュース(口内炎)6

口内炎には口腔ケアを

口内炎は口腔内でウイルス・細菌が増殖することでも起こります。口内炎を引き起こす細菌・ウイルスなどは全身に深刻な合併症を引き起こす可能性が多数論文発表されています。

静岡県立静岡がんセンターで口腔ケアの有無で、合併症の発生率にどの程度違いが出るかを調べたところ、口腔ケアを行わない病院では、35人中21人(64%)に合併症が発生したが、口腔ケアを行う同センターでは、合併症の発生は56人中9人(16%)に抑えられたという報告がなされました。

さらに、同センターは企業と協同し、咽喉の手術を実施する患者6例に対して、手術前、ケア後の手術当日、手術後1週間の口腔内の細菌について調べました。その結果、口腔ケアを行ったあとでは細菌数は1mL中10億個から約100分の1に減少し、菌の種類もスピロヘータ、運動性菌、紡錘菌、糸状菌が減って、桿菌と球菌が半々になったようです。

がん、免疫抑制剤使用中あるいは自己治癒力が低下している方が口内炎を予防する方法として口腔ケアは有効であることは明白です。口内炎を繰り返す人も口腔内環境を清潔に保つ日常の習慣が大切ですね。

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