公園や森など緑地の近くに住むと自律神経失調症などの心身の障害が改善することを示す証拠があります。
オランダの研究者が国内の医療機関の患者健康記録を調べました。郵便番号を利用して各患者の自宅から約3.2km以内にある緑地の割合も計算しました。
試験の研究者Jolanda Maas, PhD(Amsterdam's VU University)がWebMDに語ったところによると、「緑地と健康との関連性が最も強く認められたのは自宅から半径1km以内でした」。
新たに報告された試験では、緑地に近いとうつ病、不安など健康上の問題が少なかった。この関係は小児と低所得者で最も強かった。
この試験では、96施設約350,000例における治療期間が1年以上に及ぶ24症状の有病率に関するデータも検討されました。
24症状中15症状については、健康に影響を及ぼすことが確認されている因子を補正した場合でも、年間有病率は最も緑の多い地域に居住する患者の方が低かった。
その他の主な研究結果
このように身近に森林浴ができる環境があれば、自律神経の慢性炎症も緩和するでしょう。